CLTの使用

 新事務所は新しい木材の部材としてCLTも利用しています。
 CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べた面材を複数枚、繊維方向が直交するように積層接着した新しい木質面材です。何層も重ねることで厚みのある大きな板を作ることが可能なため鉄筋コンクリートのビルに代わり木造で建築物を建てることができる材料です。実際ヨーロッパでは10階以上の高層建築物がCLTを使って建てられています。

 新事務所もCLTを活用し、燃えしろ設計による準耐火構造の構造耐力壁と、現しで内装材としての機能も兼ねる使い方をしています。面材は厚さ30mmの3層接着の90mmで、都市における非木造建築で木造軸組み工法と合わせて使用する工法を採用しています。

 道産材のCLTの普及を目指して1階会議室内と廊下側にそれぞれ使用していますので是非ご覧ください。